こんにちワールド

このサイトでは、僕が今まで行った事のある国々の言葉・文化・料理等々を不定期に紹介するブログになっています。また、著者は、27年間「手話」に精通し「全国手話検定2級」の資格持ち。その傍ら、タロット占い師としても活動しています。

英語のことわざ徹底分析!深イイことわざ20選

 

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 あなたは英語のことわざをどのぐらいご存知ですか?英語のことわざは歴史上の偉人たちの名言から来ていたり、日本のことわざがそのまま英語のことわざになっている物もあります。

 ことわざを使って会話すると知的な印象になりますし、表現に深みが増しますよね。ただ、なかなか使う機会がなかったり、覚えきれなかったりします。そこで今回は、数あることわざの中から厳選した「英語のことわざ徹底分析!深イイことわざ20選」を、理解しやすいよう、対応する日本のことわざと一緒にご紹介します。

 会話の中で使用するのはもちろん、何かに悩んだり迷ったりした時、きっと心の支えになってくれる事間違いなしです!

 

            

 

1. 明日は明日の風が吹く

Tomorrow is another day. / 明日は新しい日だ。

 

 今日何か嫌な事があったとしても、明日はまた新しい日がやってくる。なので気持ちを切り替えて前向きに生きていこうと訴えかけてくれるポジティブなことわざです。「tomorrow」という単語は「明日」という意味ですが、明るい未来を連想させるようなポジティブな意味合いで使われる事が多いです。

 

2. 一期一会(いちごいちえ)

Treasure every encounter, for it will never recur. / 出会いを大切にしなさい。

 

 二度と繰り返さない事だから。 聞きなれない単語が使われているかと思いますが、「encounter」とは出会いの意味です。出会いの瞬間は二度と繰り返さない=一度限りなので、その一つ一つを大切にしなさいという意味です。

 

3. 思い立ったが吉日

Never put off until tomorrow what you can do today. /

今日出来ることを明日に延ばすな。

 

 思い立ったらすぐやる=明日に延ばすなと、意味は同じですが日本語の方が少しポジティブな印象を受けますね。メールの返信など小さな事から重要な仕事まで、何事も思い立ったらすぐに動ける行動力は大切ですね。また、似たような意味で「Tomorrow never comes. / 明日は来ない」も使われています。

 

4. 善は急げ

He who hesitates is lost. / ためらう人は敗れる。

 こちらも日本語の方がポジティブな印象を受けることわざです。せっかくのチャンスをためらって逃してしまってはいけないとい意味です。

 

5. 急がば回れ

Haste makes waste. / 慌てると浪費してしまう。

 急いでいる時に慌ててしまうと、失敗してしまったりして逆に時間を浪費してしまうという意味です。日本と同じように使えます。

 

6. 虎穴に入らずんば虎児を得ず

No pain, no gain. / 痛みが無ければ何も得られない。

 何かを得ようとすれば、痛みを恐れずに立ち向かっていかなくては得られないという意味です。似たような意味で「Great profits, great risk. / 大きな利益には大きな危険が。」とも言います。

 

7. 終わり良ければすべて良し

All’s well that ends well / 終わりの良いものは全て良い。

 このことわざはシェークスピアの喜劇のタイトルがことわざになった物で、例え何があっても、最終的にうまくいけばそれで良いという意味です。ポジティブな意味にもネガティブな意味にも使えますので、使う場所はよく注意しましょう。

 

8. 3人寄れば文殊の知恵

Two heads are better than one. / 二人の頭が一人の頭より良い。

 この後に「Even if one’s a sheep’s. / たとえそれがヒツジの頭であろうと」と付け加える事もあります。日本語では3人の所が、英語では2人になっていますが、意味は同じです。一人で考えるより誰かに相談して一緒に考えた方が良いという意味です。

 

9. 備えあれば憂いなし

Providing is preventing. / 供給することが予防である。

 何かが不足する事を予測して、事前に供給しておけば不足する状況を予防出来る。という意味で、日本語と同じように何かの準備をしっかりする時にも使えます。

 

10. 嘘つきは泥棒の始まり

He that will steal a pin will steal an ox. / ピンを盗む男は牛も盗む。

 小さなピンを盗む人は、そのうちエスカレートして牛まで盗むようになるだろうという意味。どんなに小さい悪い事でも、だんだんエスカレートして取り返しの付かない事態になってしまうという戒めです。

 

11. 朱に交われば赤くなる

He who touches pitch will be defiled. / ピッチに触れる人は汚れる。

 「pitch」は石油を精製した際に残る黒い残りかすのことで、汚い物を指しています。汚れたものに触れると自分も汚れてしまうという意味で、良くない人と付き合うと自分も染まってしまうという事です。良い人と付き合うと自分も良くなるという意味では使えませんので注意して下さい。

 

12. 捕らぬたぬきの皮算用

Don’t count your chickens before they are hatched. /

卵がかえる前にヒナの勘定をするな。

 まだ不確実な事を基にしていろいろと計画を立てるような事をするなという意味です。期待するのは良い事ですが、それを基に計画と立ててしまうと後で大誤算が待っています。

 

13. 隣の芝生は青い

The grass is always greener on the other side of the fence. /

垣根の向こうの芝生の方が、いつも緑色をしている。

 「The grass is greener on the other side.」 と省略して使う事もあります。日本語と全く同じですが、他人の物の方が何でも良く見えてしまうという意味です。もちろん実際はそんな事はなく、他人を妬んではいけないという戒めの意味を含んでいます。

 

14. 金の切れ目が縁の切れ目

Love lasts as long as money endures. / 愛は金が続く限り続く。

 日本語とほぼ同じなので解説は不要とは思いますが、愛は金が続く限り続く=お金がなければ愛は終わるという意味です。こんな悲しいことわざ、実生活で聞く事がないと良いのですが…。

 

15. 過ぎたるは及ばざるが如し

Too much of one thing is good for nothing. /

同じ物がたくさんありすぎても役に立たない。

 何でも適量であれば良いけれど、多くありすぎても意味がないという意味です。健康食品の食べ過ぎ、運動のしすぎも逆効果ですし、親切だって度を過ぎれば有難迷惑となってしまいます。何事も「適量」が大切ですね。

 

16. 壁に耳あり、障子に目あり

Walls have ears. / 壁に耳がある。

 元々は第二次世界大戦中に、スパイに気を付けるよう注意した事から始まったことわざのようですが、世界各国に似たような意味のことわざがあります。いつどこで聞かれているか分からないので、常に気を付けて物を言わなくてはいけないとい意味です。

 

17. 千里の道も一歩から

You have to learn to walk before you run. /

走る前に、歩くことから学ばなくてはいけない。

 赤ちゃんの頃からいきなり走れる人はいませんよね。まずは歩く事を学び、それからやっと走る事を学ぶように、どんな困難な事でもひとつずつ着実にやっていこうという意味です。

 

18. 鬼のいぬ間に洗濯

When the cat is away, the mice will play. / 猫がいない間にネズミたちは遊ぶ。

 元々は、主人がいない間に召使たちが羽を伸ばして休んでいる事を例えて出来たことわざです。猫とネズミは仲の悪い間柄を代表する動物で、日本でいう「犬猿の仲」でしょうか。

 

19. 時は金なり

Time is money. / 時は金なり。

 アメリカの建国の父と呼ばれるベンジャミン・フランクリンの名言です。時間はとても貴重なので、大切にして欲しいとの気持ちのが込められています。

 

20. 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥

Better to ask the way than go astray. / 道に迷うより、聞いた方がいい。

 何か分からない時に直面した時、素直に誰かに尋ねる事の大切さを教えてくれることわざ。大人になると誰かに何かを尋ねるのは恥ずかしくなってしまいますが、大きく道を外れる前に聞いてしまった方が結果的に良い事の方が多いですよね。

 

 

まとめ

 日本語とほぼ同じようなことわざも多いですが、微妙なニュアンスが違う物もいくつかありましたよね。日本語のことわざの方が「〜した方が良い」という意味の物が多いのに対して、英語のことわざでは「〜してはいけない」という戒めの表現が多いです。文化の差が影響しているかもしれませんね。

 どちらにしても、ことわざや名言は長い歴史の中で生まれてきて、今なお生き続ける価値ある言葉ばかりです。日本のことわざだけでなく英語のことわざもマスターし、より深イイ人生が送れると良いですね。

 

英語のことわざ徹底分析!深イイことわざ20選

 

1. 明日は明日の風が吹く

 

2. 一期一会(いちごいちえ)

 

3. 思い立ったが吉日

 

4. 善は急げ

 

5. 急がば回れ

 

6. 虎穴に入らずんば虎児を得ず

 

7. 終わり良ければすべて良し

 

8. 3人寄れば文殊の知恵

 

9. 備えあれば憂いなし

 

10. 嘘つきは泥棒の始まり

 

11. 朱に交われば赤くなる

 

12. 捕らぬたぬきの皮算用

 

13. 隣の芝生は青い

 

14. 金の切れ目が縁の切れ目

 

15. 過ぎたるは及ばざるが如し

 

16. 壁に耳あり、障子に目あり

 

17. 千里の道も一歩から

 

18. 鬼のいぬ間に洗濯

 

19. 時は金なり

 

20. 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥